ランニングをしている時は、はっきり言って結構暇なので、音楽などを聞いている人も多いと思う。ここでは、ランニング中にハマる音楽などのBGMについて私の感覚を少し紹介したい。ちなみに、私は今は音楽なんてランニング中くらいしか聞かないが、学生時代は1日4時間くらいは聞いてたし、DJの真似事もやっていたので、ジャンルに関係なく、何でも聴いていた。そのため、あまり特定の音楽へのアレルギーなどはないと思う。
■ ちんたら走るならラジオ
そんなに自分を追い込まず、例えばほどほどのスピードで長距離を走ろうとするなら音楽というよりラジオが良いと思う。私はバナナマンが好きなので、TBSラジオのジャンク枠「バナナムーンGOLD」を結構聞いている。今はラジオクラウドで、ラジオで流す音楽の部分以外は大抵公式アプリで聞くことができるので、過去の放送にも遡れるし、かなり便利だ。ラジオクラウドはほとんどの番組をカバーしているので、好きな番組が選び放題なのも良い。ダウンロードもできるので、ストリーミングだと容量制限が気になる人も安心だ。
長距離にラジオが向いている理由は単純で、退屈しないからだ。そんなに追い込まないのであれば、ラジオの会話も追っていけるし、にやにやしながらラジオを聞いていると、知らないうちに2～3km進んでたなんてこともある。要は会話を聞くことを通じて、ラジオに集中できるので、走ってる時の辛さや退屈さから割と簡単に意識を逸らすことができる。欠点は、自動車など周囲のノイズが大きくなってくると、途中聞こえないときがあったりして、若干ストレスが溜まることだろう。
■ スピード出すなら四つ打ち
がっつりスピードを出したいときは、言葉が逆に邪魔になる。つまり、走る方に集中しだすと、ラジオの音声とか、歌詞付きの曲はもう何言ってるかいちいち頭に入ってこないし、時々突然聞こえてきたりするから気が散ってしまうのだ。そのため、ダンスミュージックなどのインストで、なおかつある程度BPMが早い曲が良いと思う。自分の走るペースにマッチしたペースの曲だと気持ち良いし、テンションも上がる。
また、キックの存在感が強い四つ打ち系だと、周囲のノイズで音楽が聴こえにくいときでもリズムを取りやすいのでおススメだ。特にテクノなどは都会的な雰囲気が強いので、街灯が立ち並ぶ大きな街道沿いなどだと、光の景色と相まってテンションもさらに上がってくる。ランニングに集中してても良い感じにランニングを彩ってくれるBGMといえる。欠点はある程度長い時間を聴かないと頭に入っていかないから、最低でも1時間くらい走るときでないと聴く気にならないことだろう。
■ 歌詞付きは両者の間
こういう風に分類していくと、ロックやポップなどの歌詞付きは、両者の間と言えるだろう。ラジオほど集中して聞く必要もないが、一緒に口ずさみながら走っていると、ある程度しんどさは忘れさせてくれる。そのため、バランスが取れていて、日々のランニングには適しているともいえる。ラジオやダンスミュージックのような欠点もないので、使い勝手がよいBGMといえる。特にポップスは変則的なリズムも使わないし、割と展開が少ない曲が多いから、一定のペースで走るランニングにはロックとかより比較的ハマりやすいように思う。
ちなみに私はというと、以前はラジオを聞くことが多かったのだが、やはり途中でランニングに集中したり、周囲のノイズが大きくなったりすると会話の内容が入ってこなくなるので、最近はJ-POPなどを聞きながら走っていることが多い。音楽プレイヤーなどは持っていないので、専ら携帯で聞いているのだが、そんなに曲数が入らないことと、重たいことが欠点なので、拘る人はこの辺も考慮しても良いかもしれない。
■ 周囲には十分気を付けて
BGMはランニングを彩るだけでなく、ランニングに行く目的にもなりうるものだと思う。私も音楽が聴きたいから走りに行くということも実は結構ある。一方で、イヤホンを付けながら走るのは、自動車の音に気付かない可能性もあるし、夜など周囲が見えにくい環境では危険があることにも注意した方が良い。私も何度か自動車や歩行者に気付かず驚いた経験があるし、音量は抑えて周りに気を付けて走ってほしい。マナーが悪い人が多くて、事故が頻発すれば、歩きスマホみたいにランニング中のイヤホンの使用が条例とかで禁じられてしまうかもしれないし。
もう一つ、私が焦った経験として、イヤホンのコードの「遊び」の部分が道路に立ててあるポールに引っかかって思いっきり耳が引っ張られたことがある。やはり完全ワイヤレスのイヤホンを買った方が安心なのかもしれない。ちなみに、完全ワイヤレスじゃない右と左が繋がったタイプは、揺れで耳から外れてしまうし、全くランニングには向かないので気を付けた方が良いと思う。