せっかく練馬こぶしハーフマラソンへの参加も決まって、走るモチベーションは高まっているというのに、実はこの1~2ヶ月、走りたくても走れない日々が続いている。というのも、怪我と病気を繰り返しているためだ。11月からの苦難の日々を時系列に見ていきたい。
■ まずはハイアーチ
10月に150kmオーバーの走行距離を達成したころから、足の甲に変な痛みを感じるようになった。5kmくらい走ると痛みを感じるようになり、とても走り続けられない感じだ。炎症を起こしているだけかと思い、すぐに治るかと思っていたが、2週間経っても3週間経っても一向に良くならない。あまり整形外科を受診するのは好きではないのだが、さすがに受診してみることに。
自宅近くの某整形外科に行ったところ、やはり原因不明との回答。この整形外科は前にも首痛の際に通ったが、まったく役に立たないので、今後は行かないことを決意する。一方で、医者はダメなのだが、リハビリしてくれる人はいつも有能で、医者以上に詳しく症状を聞いてくれ、触診、マッサージなどしてくれた結果、典型的な「ハイアーチ」だと言われた。症状もピッタリだったので間違いないだろう。
どんな故障かというと、甲高の人に起こりやすい症状で、足の甲や土踏まずではなく、ふくらはぎの筋肉が張ることで、土踏まずが引っ張られて、ますます甲高になってしまうものらしい。結果として甲高になり過ぎて甲の部分に炎症が起こるというものだ。私は典型的なハイアーチなので納得の症状。解決策としてはふくらはぎをほぐすことと、ハイアーチ用のインソールなどを使うことの模様。理学療法士の人に、結構有名な症状なので、検索してみたら専用のインソールなどもあるはずと言われ、検索してみたらいっぱい出てきたので、今後使用も検討していきたい。
■ 原因不明の病気
そんなこんなで1ヶ月くらいほとんど走れず過ぎ去って、やっとハイアーチの症状が治まってきたと思ったら、今度は12月初旬に重たい風邪を引いてしまった。一時は熱が38.7℃まで上がったのだが、内科に行って抗生物質などをもらったら、2日程度で37℃程度まで落ち着いた。しかし、大変なのはここからで、一向に微熱が下がらないのだ。
身体はまったく辛くないので、普通に生活しながら1週間くらい様子を見ていたのだが、せきと鼻水、それに微熱が続くので、一度耳鼻科に行ってみた。そうすると、扁桃腺が腫れて、のどの奥が膿んできているとのこと。ここで、またもや抗生物質やせき止めの薬、漢方などをもらって、1週間療養を続けた。それと同時に細菌検査もしてもらうことに。
調度、今日耳鼻科に再訪したのだが、検査の結果はやはりA型溶連菌に陽性反応があったとのこと。但し、既に抗生物質で治療は完了しているほか、扁桃腺の腫れなども治まっているとのこと。今日の時点ではまだ微熱が続いているのだが、漢方などを新たにもらってきたので、さらに1週間様子を見てみることにしたい。
■ 極めつけは腰痛
故障が治ってきたら風邪を引き、ほとんど走れない状況が続いていたが、ダメ押しされたのが突如発生した腰痛だ。風邪の症状も落ち着いて、そろそろ本格的にランニングを再開するかと思っていた矢先の先週半ばから、嫌な腰痛を感じるようになってきた。どんどん痛みが増してきてしまい、今週の月曜(17日)には、痛みで眠れないほどに。これでは仕事にも支障が出ると思い、翌日に整形外科医に行ってみることにした。
今度は自宅最寄りの別の整形外科医だ。ハイアーチを診てもらったところは、理学療法士の方は大変信頼できるのだが、医者がダメすぎるのでやはり変えることにした。結果的には、レントゲンを4枚も取ってもらったのだが、骨には異常なしとのこと。私は以前に、本来湾曲すべき背骨が適切に曲がっていないことから、神経が圧迫されて発症する腰痛を経験していたので、同じ原因かと思ったら背骨は綺麗で問題ないとのこと。原因が不明なので、筋肉をほぐしていく電気治療などのリハビリを行った。
今日もリハビリに通ってきたのだが、リハビリ後は少し楽になるが良くなっている自覚はあまり無し。痛み止めをもらっているので夜は何とか寝られるが、それでも日常生活に支障をきたすほどの痛みが今でも続いている。走れるようになるまでは、まだ時間が掛かりそうだ。
■ 一番大事なことは予防!
今回の故障で痛感したのは、準備運動の重要性だ。ハイアーチのときも腰痛のときも運動前やふろ上がりに必ず柔軟運動をするように言われた。これまであまり支障がなかったので、準備運動はそれほどやっていなかったのだが、結局筋肉の張りが身体の痛みに繋がると思うので、柔軟運動をこまめにやることは、怪我予防に不可欠なのだと思う。
病気に関しても同様だ。実は38.7℃が出た翌日に、勤務先のランニング大会のようなものがあったため、市販の薬で熱だけ何とか抑えて強行出場してしまったのだ。これが風邪を長引かせる原因になったのではないかと思っている。
まずは予防、そして異変を感じたらすぐに治療に専念すること。これがランニングを楽しく長く続ける秘訣というか、基本的な前提なんだろう。