練馬こぶしハーフマラソンから帰還。何とか無事に完走を達成、タイムも初めてにしては概ね実力通りの結果が出せたと思う。とにかく今は疲れて眠くて仕方がないのだが、とりあえず当日の様子と結果の概要を以下に整理する。
■ 準備万端とは言えないが…
実は昨日結構酒を飲んでしまい、寝不足で当日を迎えるという決して万全のコンディションではない状況。但し、完走に繋がるのは体調というよりも、足の痛みが起きないかどうかが大事だと考えていたので、そんなに悲観はしていなかった。ちなみに昨日は足の様子見などを含めて家の周りを5~6kmランニングして調整。やはり、これくらい走っただけでも左足の膝と右足の足の裏に少し違和感があったので、ハーフマラソン中に走り続けられないほど痛みが来たら最悪だと思い、マッサージやストレッチだけは入念にやる。
当日は朝6時45分くらいに会場着。8時スタートだから結構早めに入ったと思う。それでも既に会場にはかなりの参加者。まあ5,400人超の参加者がいるのだから当然か。とにかく初めてのマラソン大会なので何をして時間を潰したらよいか分からず、何となく素人感を出しまくる。会場に入って着替えて、早々に荷物を預けてしまったら薄着でひたすらストレッチを続ける。これがとても寒かった。応援に来てる人がいる参加者は最後まで上着を着て、走る直前に家族・友人に預けていたりした。なるほど、一人での参加だといろいろと融通が利かない。そうは言っても状況は変わらないので、とにかく足の痛みが出ないことを祈りながら40~50分ストレッチを続ける。
ここで本日最大の失敗に気付く。なんとGPSウォッチを忘れてしまったのだ。家からは私服で着て、会場で着替えたので、いつもの癖でお気に入りのカシオのデータバンクを付けてきてしまった。これにはかなり凹んだのだが、結果的にはデータバンクのストップウォッチ機能と、1kmごとに距離表示板を示してくれていたので、これで意外と何とかなった。今現在の走っているペースが分からないのだけは不便だったが、1kmごとでは大体自分のペースも掴むことができた。
■ いよいよレース開始
8時にいよいよレース開始。とにかく待ち時間が寒かったので、早くスタートしてほしかった。最初はかなり混雑していて、自分のペースで走るのが大変。大体申告タイムでスタート位置が決まっているのだが、人混みを掻き分けて走るイメージ。ちんたら走っている人が道を塞いでいると、結構困る。大体1km5分強くらいで3km程度走ると、周りも同じくらいのペースの人で固まってきて、ようやくペースが安定してくる。ここから、結構正確に1km5分のペースを刻んでいると思われたランナーが居たので、ペースメイカーにさせて頂いて必死に付いていくことにした。
3kmくらいでようやく周りを見渡せるくらいに余裕が出てきたのだが、やっぱり公道を堂々と走るのは気持ちが良い。光が丘の団地街のど真ん中を駆け抜けていくのは爽快感があった。そして走るのが気持ちよくなってくる8km超えくらいで現れたのが「としまえん」。開場前の遊園地の中を走り回れたのは貴重な経験だった。ただ、細かいアップダウンやくねくね道のほか、路面も結構良くなかったので、意外と「としまえん」は走りにくかったのだが。
大体10km超えたくらいで環八に出る。5kmくらい環八を走った気がするが、ここがしんどかった。11km地点くらいでペースメイカーにしていた人にも離されてしまい、追い抜かれることが増えてきた。自分のペースが落ちていたのも感じたが、やはり左足の膝、右足の足の裏に違和感も感じ始めていたので、無理に挽回しようとするのは辞めた。ちなみに、12km地点くらいで初めて給水を利用。走りながら水分を取るのは初めてで、脇腹痛などになるのも恐れいたのだが、飲んだら結構元気が戻ったので、結局この後も2回くらい利用した。
15kmを超えてからはとにかく足の痛みが悪化しないように気遣いながら走った。ちょっと痛みが出ると、少し着地の仕方を意識的に変えたりしていたら、何となく最後まで持ちこたえることができた。17kmくらいでもうゴールの光が丘公園が見えるのだが、3~4kmこの公園の周りをぐるぐる回らされて、焦らされたのが結構きつかった。最後の3kmくらいはもうちょっと、もうちょっとってことしか考えてなかった。そして遂にゴール。終わってみれば、家の周りを21km走ったときに比べて疲労感も少なく、ペースも結構一定で走り切れた気がした。それでもゴール後はあまりに疲れていたので、ランナーに振る舞われていた「すずしろ汁」も食べずに帰途についた。
■ 肝心の結果は?
一番上の完走証の写真でも分かるが、結果は以下の通り。
記 録:1時間53分36秒(1時間51分36秒)
5km:27分23秒(25分23秒)
10km:52分35秒(50分35秒)
15km:1時間19分20秒(1時間17分20秒)
20km:1時間47分23秒(1時間45分23秒)
種目順位:321位(877人中)
総合順位:1434位(5433人中)
記録はレーススタートからのタイムなので、私がスタートラインを超えてからのネットタイムは記録より調度2分短い1時間51分36秒となる。5kmごとのタイムも実際には2分差し引いたタイムになるので、10kmまでは1km5分のペースから35秒遅れてるに過ぎない。15kmになると遅れが2分20秒に広がり、20kmでは5分23秒まで広がった。分かり切っていたことだが、やはり後半の踏ん張りがタイム向上のポイントだ。
一方で、タイムを見てみると結構頑張った方ではないかとも感じている。家の周りを21.1km走った限りでは、今までの最高タイムは1時間50分33秒と今回より1分くらい早いが、最初の人混みなども考慮すれば十分満足できる結果だ。30歳代男の中でも、877人中321位ならば上位40%以内に入っている。こう聞くと大したことないが、マラソン大会に出るような30歳代男の中で、上位40%なら自分的にはオーケーな感じだ。
総括すると、とにかく足の痛みが出れば、途中棄権も覚悟したし、少なくとも途中で歩いてしまうところは出るかもと思っていた。しかし、走るのが継続困難なほどの痛みに襲われることもなく、本当に良かったと思っている。なんだかんだで早めに到着して入念にストレッチしていたのが効いたのかもしれない。今回で大会参加の流れも分かってきたので、次はフルマラソンなどにも挑戦してみたい。