初のハーフマラソン完走の興奮も冷めやらないうちに、実は仕事で大きな変化があった。前々から分かっていたのだが、私は他社に出向中だったのだが、来週からもとの会社に帰任することとなる。何が大きな問題かというと、おそらく平日に帰りの時間がこれまでよりも大幅に遅くなることが予測されるのだ。3月はまさに変化の季節。私と同じような立場の人もいるかもしれないので、自分なりに考えていた対策を整理したい。
■ 1回あたりの走行距離を長く
実はLong Slow Distanceを前から重視し始めた理由がまさにこれだった。つまり、1週間に10kmを4回走るのは仕事が忙しくなると困難だが、週に2日20km走ることなら可能かもしれないので、1回あたりの距離を伸ばすことを目指していたのだ。つまり、最悪平日は1回も走れなくても休日でカバーできる。現在は20kmも走ってしまうと随分翌日にも影響がでるので、20kmを2回連続で走ることは現実的ではないが、もう少し練習を積めば、20km+10kmで週に30kmを確保することはできるかもしれない。そうすれば月に100km以上も十分に確保できる。
理想としては平日でも1回くらい走れるのが良い。週の真ん中水曜日あたりに10kmくらい走れれば、だいぶ週末の負担も減る。身体への疲労も分散されるはずなので、この辺は自分の努力で仕事の配分を調整していくことを努力したい。また、今までは家に着くのが20時過ぎになると、走りに行くことはしてなかったのだが、今後は22時くらいに家に着いたとしても走りにいくようなことが必要になるかもしれない。帰りは遅くなる代わりに、朝は遅めに出勤しても問題なくなるので、この辺は柔軟性を持って対応しながら、新たな生活のリズムを作っていきたい。
■ 忙しい人の味方、ラン通勤
また、それでもランニングに費やす時間が減ってきてしまったら、是非試してみたいのがラン通勤だ。通勤時間をランニングに使えるので効率的だし、普段と違う道を走るので楽しみにもなるだろう。例えば私の場合、自宅から会社までが13~14km程度なので、走るのには結構調度よい距離だ。調子が良ければ1時間強で走れるくらいの距離だが、電車通勤でも40~50分はかかるので、実質的には+30分も掛からないくらいで十分な距離を走ることができる。
良いことだらけのラン通勤なので、是非すぐにでも始めたいところだが、すごく大きな課題がある。それは着替えやシャワーをどうするかということだ。イメージしやすいのは帰宅前に会社で着替えて、ランニングで帰るということだが、これはおそらく何の問題もない。一方で、会社に置いてきた着替えを回収するためには、私服で会社に行かなければならない。当然、別日にでも走って会社に行けば問題は解決されるのだが、ランニングで会社に行って、汗だくで仕事するの?っていう課題がある。
皇居周りのようにランニングピットがいっぱいあるエリアであれば問題にならないが、私の会社の周りはそんな感じでもない。シャワーを使うためだけに24時間営業のジムを契約するのはあまりに非効率的だし、近くの漫画喫茶に入るくらいが解決策なのかもしれないが、そうなってくると何とも腰が重い。あまり気が進まないが、1回ランニングで帰ったら、どこかのタイミングで土日にスーツを回収しに行くという選択肢が妥当かもしれない。スーツを持ち帰るならば、帰りは電車になるかもしれないが、行きはランニングがてら行くこともできる。うーん、そうは言っても自由にシャワーを浴びれるところがあれば一番良いのだが。この辺は今後の課題だが、とにかく1度試してみるのが良いのかもしれない。
■ ランニングを第一にしないこと
このように勤務スタイルの変化、仕事の多忙化の中でどのようにランニングを継続していくかを考えてみたが、ランニングを継続する上で大事なことは、実はランニングを第一に考えないことだと思っている。自己紹介にも書いてあるように、私はサラリーマンとしてランニングを楽しむことを重視しているので、とにかく仕事が第一なのだ。ランニングが第一で仕事が疎かになっては本末転倒だし、走れないことがストレスになってくると楽しくない。そのため、如何に負担が少なく、ランニングを継続するかを考えることが重要だ。そして、あんまり忙しいようであれば、その時期はランニングを中断してもやむを得ないくらいの気の持ちようも必要だと思う。
今後も例えば転職を検討することもあるだろうし、子供ができるなど家族構成が変化することも考えられるので、自分の時間の使い方が変化するポイントは実は結構いっぱいある。ランナーに40歳代、50歳代の人が多いのは、こうした変化がひと段落して、腰を据えてランニングができるからだろう、きっと。そうは言っても30歳代の私としては、いろんな人生の変化点をランニングを継続しながら乗り越えていかなければならない、まあ別に辞めてもいいんだけど。とにかくそういう視点で今後も負担なく継続する方法を模索してみることにする。