もうすぐ35歳になる。
そんなときに齋藤孝の『35歳のチェックリスト』という本を知った。
タイムリーなのでamazonでポチって読んでみた。
2時間で読めるほど内容は薄いが、読んで損したというほどでもない。
35歳を20歳に次ぐ第2の成人式にすべきだという話は何となく理解ができた。
全体を通じて、35歳なんだからいろんな観点から「大人」にならなければならない、
あなたは大丈夫ですか？って内容だったと思う。
私は全体を通じて大丈夫というか、既婚で子どもがいればOKみたいな部分もあった気がする。
必ずしも子どもがいることが成熟な大人とは思えないが、一つの目安なんだろう。
但し、35歳近くなってようやく社会に入って生きていく覚悟ができた齋藤孝と、
これからできれば「社会」から脱出したいんですよね？って思ってる私とでは乖離を感じた。
社会で生きていくためには必要なチェックリストだとも思うが、
立派に生きていくことと、「社会」で立派に生きていくことは少し違うのかもしれない。
齋藤孝は自分の来歴を結構破天荒な人生なように書いていた印象があったが、
案外常識的なところに落ち着くのだなぁと思った。
また、いろんな著名人が35歳のときに何をしていたかという紹介は面白かった。
そういえば高校生の時に世界で一番すごい18歳は誰だろう？とふと思って、
ランボーの詩集を読んだ時のことを思い出した。
まったく内容が理解できず、18歳でこんなにも差が付くんだろうなぁと感じたものだ。
でも詩集の日本語訳ってそもそもどうなんだろうとも思うが…
