最近またもや足が痛くなってきた。ランニングや筋トレを行っていると、運動不足のころに比べて健康になると思われがちだが、実際にはいろんなところが痛くて、身体の悩みが増えた気がする。もちろん、内面的には健康になってるのだと思うけれど、筋肉痛はしょっちゅうだし、足の怪我も頻繁に起こる。というわけで、2018年も終わりに近づくのに際して、怪我の予防も兼ね、これまでの怪我の様子を振り返ってみたい。
■ 一番最初はランニングを始めた当初
一番最初に身体の不調を感じたのは、ランニングを始めて1ヶ月くらい経ったころ。といっても、週に1回のジムでのジョギングはそれ以前から続けていたので、正確には月間走行距離を30kmくらいから80~100kmくらいに伸ばしたころだと思う。このときに感じたのは強烈な肩と首の痛みだ。最初は寝違えたと思っていたのが、1週間経っても痛みが治まらないので整形外科を受診した。
実は私はデスクワークがメインの癖に、ほとんど肩こりに悩んでいない。そのため、肩こりの感覚というのが良く分からないのだが、整形外科では恐ろしく肩が凝っている(張っている)と言われてしまった。骨や関節の異常や炎症などはなかったのだが、ちょっとやそっとマッサージしただけではどうにもならないくらい張っているので、しばらく通院してくれと言われた。結果的に1~2ヶ月通院を続けて、毎回電気マッサージと理学療法士の方のマッサージを受け続けた。1ヶ月くらい続けたころから大分良くなってきて、途中からはランニングも再開できたようなイメージだ。
結局原因はよく分からなかったのだが、走行フォームも悪い中、スニーカーで長距離を走り続けたことで、地面からの反発力による肩や首への負担が大きくなったのだと思う。ランニングを再開したらまた痛くなるかと警戒していたが、結果的には首や肩の痛みはこの後、感じていない。フォームの改善や、首周りの筋肉が強化されたのだろうか?真相は不明だ。
■ 首・肩の次は膝
次に大きな痛みを感じたのは、ランニングを始めて半年以上経過した4月ごろ。調度、冬の寒さでさぼりがちになっていたランニングの頻度が増加してきて、100kmくらいまで月間走行距離が戻りつつあったころだ。ランニングをしていると、突如膝に痛みが走り、もう我慢するとか以前に全然力が入らなくなってしまうという感じだ。分かりやすく言うと、「膝カックン」されたみたいに、膝から力が抜けてしまうのだ。
この痛みがなかなか厄介で、走るのを止めると収まっていくのだが、少し走ると突然発生するのだ。そのため、「今日は大丈夫だろう」なんて思いながらランニングを開始して、3kmくらい走って、痛みが来て歩いて帰るなんてことを何度も繰り返した。1~2週間ランニングを止めてみたところ、5kmくらいは走れるようになったので、しばらくは5kmくらいのコースを走っていたが、満足に走れないフラストレーションや、いつ痛みが来るか分からないストレスもあり、走る頻度は減ってしまった。
これについても原因はやはり不明。フォームに問題があることは確実だと思い、いくつか本で調べてもみたが、自分にぴったり当てはまる原因は分からなかった。結局時間が痛みを解決してくれて、短い距離を走っているうちに痛みが来なくなり、普通に走れるようになったという感じだ。この膝の痛みのせいで長らく満足に走れなかったことが、初めてのランニングシューズ購入に繋がった。
■ 今度は足の甲!こんなところまで痛くなるのか
一番最近に痛みを感じて、今でも痛みに悩んでいるのが足の甲だ。最近月間150kmを目指して距離を伸ばしていたのだが、無事に10月に約170kmを達成したころくらいに痛みを感じ出した。最初は足首が痛いという感覚で、捻ってしまったかと思っていたのだが、患部をよくよく触ってみると甲の方が近い感じだ。なんでこんなところが痛くなるのか疑問だったのだが、実はランニングをしている人は痛めやすいところらしい。特に、疲労骨折をしやすいのもこの辺りの骨なので要注意だ。
5kmくらい走ると我慢できないくらい痛くなってくるので1週間くらい練習を休んだ。そうすると、かなり良くなってきたのだが、走るとまた再発してしまう。原因不明なのが気持ち悪かったので、整形外科を受診したところ、ハイアーチが原因であることが分かった。こちらについては、対策も含めて改めて別記事で整理したい。いずれにせよ、150kmを目指す身としては1週間はかなりのロスなのだが、こういう無理な姿勢が怪我に繋がると痛感したので、距離は徐々に伸ばさなければならないと再認識した。
■ とりあえず医者に行くのが一番
このようにランニングをしていると、いろんなところに痛みが来る。年もとっていくのだから当然だ。他にも私の知人では腰をやってしまう人も多い。私もランニングが原因ではないが、腰は一度痛めているので、十分注意している。膝や腰は一生ものなので、大きな怪我をすると一気に走れなくなる可能性もあるので、危険だ。
こういう状況なので、ベストは痛みを感じたら医者に行くことだろう。とにかく痛みの原因が分かれば安心するし、適切な処置もしてもらえる。また、概して接骨院よりかは医師免許の必要な整形外科医の方が良いと思う。一方で、私はお金もかかるし、サラリーマンなので土曜日くらいしか行けないし、あまり医者に行くことに積極的ではない。しかし、質の良い湿布薬を処方してくれるほか、保険が効くため500円~1,000円程度で電気治療やマッサージをしてくれるので、マッサージ代わりという点でも結構お得だとは思う。痛みの原因を特定できると、安心感も出る。
■ 怪我すると本当につまらない
怪我は本当につまらない。走りたいのに走れないし、走れない状況が続くと走るのが億劫になってくる。久しぶりに走っても、前のように走れない感じがする。こんな調子で良いことは何もない。強いていうならば、走れないので筋トレに集中できるとかそれくらいだろう。とにかく楽しくランニングを続けるにはなるべく怪我をしないようにすることが一番だ。
私の過去の経験を見てみても、怪我をするタイミングは走行距離が増えたときだ。急に距離を増やさないよう注意はしているつもりだが、ネット上のある意見によれば、1.2倍に距離を増やすだけでも危険らしい。これは結構きびしい。何故なら仕事の忙しさや、天気や気温などの走行環境、そして自分のモチベーションなどで20%くらい簡単に増えてしまう。さぼった翌月などは、前月の倍以上を走ることだってある。そのため、月に100km走るくらいなら怪我しないだろうと考えるのではなく、前月との走行距離を比較しながら、身体を労わってあげることが重要だ。