4月ごろから胃痛が酷くて、お粥などを食べて胃を休めると改善してくるのだが、少し飲み会が続くとすぐに再発する。病気の前触れだったら嫌だったので、胃カメラを飲んでみることにした。その結果、胃は綺麗なのだが、ピロリ菌がいることが判明。ということで、いま除菌中。胃痛はランナーにも身近な病気と思うので、ご参考まで。
■ 胃の痛みの原因はランニング?
4月ごろから原因不明の胃の痛みに悩まされてきた。実は昨年も胃炎で点滴打ってる経験があり、胃が弱い方ではないと思うのだが、なんとなく気になっていた。常に痛いわけではないのだが、例えばGWで飲み会が続いたり、最近でも歓送迎会が続いた時などに痛くなり、酷い時にはご飯も食べれなくなるくらいだった。何となく騙し騙しやってきたのだが、ふと胃がんとかにでも掛かったらどうしようとも思い、検査してみることにした。
このとき実は疑っていたのはランニングの影響だ。胃の痛みが始まった時期と、ランニングの走行距離が増え始めた時期が何となく重なってる気がしたのだ。きっと食べたり飲んだりした後に長時間走るのは、胃に負担が掛かるに違いない。しかも、ネットで調べたところ、ウルトラマラソン出場者の多くがレース中の胃痛に苦しんでいるらしい。これは、胃痛とランニングはきっと無関係ではないはず。
そんなこんなで消化器科に行って診察を受けることに。通常、胃カメラの検査は3週間後以降の予約になるようだが、行ってみて苦痛を訴えたら、「じゃあ今日やってみる?」と急遽当日に受けられることになった。もちろん、予約でいっぱいなのだが一人くらいはねじ込めるからと言って、受けさせて頂くことに。どうでもいいのだが、最近の胃カメラは凄い!全身麻酔で眠ってる間にすべてが終わっていた。実はまだカメラ入れてませんよ、と言われても信じてしまうくらいだ。結果は2週間後に分かるとのこと。
■ 胃痛の原因は?
さて、肝心の診察結果は、胃は30代とは思えないほど綺麗で、何の問題もない。この胃カメラの写真を見たら、どんな医者だって5年は検査しなくて良いですよっていうくらいとのこと。但し、唯一ちょろっと影がある部分があり、そこを調べてみたらピロリ菌がいたとのこと。私は他人の胃の写真なんてほとんど見たことないので分からないが、ピロリ菌がいるのにこんなに胃が綺麗なんてことはあり得ないと、先生がひたすら驚いていた。
まあ褒められたところでピロリ菌がいる事実は変わらないので、除菌しなければならない。朝晩5錠もの薬を必ず欠かさず飲まなければならないが、頑張って除菌中だ。1回でも飲み忘れると、ピロリ菌が抗生物質に対する耐性を付けてしまう可能性があるため、先生にも薬剤師にも絶対途中で辞めたり、飲み忘れたりしないでくださいと注意された。ここまで言われると、私もびびってしまいしっかり忘れずに飲んでいる。1週間飲み続けて、それから2か月置いて、しっかり除菌できたか再検査する。除菌成功率は75%程度で、年齢が若い方が成功率は下がるらしい。ただ、最近は薬の改良もあって、成功率は90%くらいに上がっているらしいので、運が悪くなければ大丈夫とのこと。除菌に失敗すると、2回目の投薬をしなければならない。
この服薬期間中にとても辛いことがあって、それはお酒を飲んではいけないのだ。厳禁ていうほどでもないのだが、アルコールで胃酸が増えると、除菌成功率が下がる可能性があるので、基本的にNGとのこと。先生からも除菌に失敗した時に後悔するから、飲まない方が良いよとのお言葉を頂き、ここは肝臓を休めるチャンスと考え、従うことに。そのため、実はトレイルランの後も飲めないときがあったりして辛かったのだ。
■ で、結局胃痛の原因は?
胃痛があったので胃カメラ飲んだらピロリ菌がいたわけだが、先生によると胃痛の原因がこのピロリ菌とは考えにくいということ。何故なら胃自体はすごく綺麗で炎症もないため、胃痛を引き起こしているとは考えられないらしい。そのため、除菌が完了しても胃の調子が良くなるとは限らないとのこと。うーん、何が原因だったのだろうか。ストレスなどが原因だったとしても、何らかの変化が胃から読み取れるはず。
そのため、ランニングが影響して胃痛の原因になっていた可能性もまだ否定できてはいない。とりあえず、除菌薬を飲んでいたら現状の胃痛は治まってきたのだが、除菌に成功してもまた胃が痛くならないとも限らない。少しランニング前の飲食を考え直してみたり、お酒を控えてみたりした方が良さそうだ。皆さんも気を付けてください。