もし殺生を嫌うという観点からベジタリアンになっている人がいたら、
それはすごく大きな勘違いをしているのではないかと思う。
畑仕事に殺生は不可欠だと最近は痛感している。
前に書いたようにきゅうりにアブラムシが付いてしまったのだが、
この対策はアブラムシをとにかく潰すことだったりする、これは結構えぐい作業だ。
それから小松菜を育てているととにかく黒い虫が付く。
これは「カブラハバチ」というハチの仲間の幼虫なのだが、
普通は箸でつまんだりして除けるみたいだが、
そんなもんではキリがないくらいなので小松菜を抜いてから、
パッパッパって感じで振ると数匹ぽろぽろ落ちてくる。
畑の端っこでやるから落ちた虫が生きていけるかは謎だ。
こんな感じでみんな直接手を下さないとしても殺生をしていると思う。
おそらく死ぬだろうなと思いながら除去したり、指ではじいたりする。
農薬を使うのはむしろ虫が寄り付かなくなるので、
殺生を避けるのであればベストな方法なのかもしれない。
でもベジタリアンの人ってオーガニックとか無農薬とか好きじゃない?
それ相当いろんな生き物の屍の上にできた野菜ですよってことは自覚すべきな気がする。
なんかアブラムシをいっぱい潰しながらそんなことを考えてしまった。
まあ世の中やっぱりそんなに平和的には生きられないよね?
まあ生きるってそういうことですよって何となく思った。
うーん、鹿でも殺そうもんなら人生変わってしまいそうだ。。。