私は走るのは好きだが、筋トレは決して好きではない。はっきり言って筋トレはしんどいし、しんどくなるまでやらないと筋肉が付かないのだからきつい。一方で、今は週3回・30分ほどの自宅での自重トレーニングが中心だが、ランニングとほぼ同時に始めたジムでの筋トレは、一応1年強くらい続けていた。詳しい筋トレメニューなどは後日紹介するとして、ここではランニングだけでなく筋トレを重視する理由も示したい。
■ きっとランニングに筋肉は大事
私はランニングフォームや早くなるコツなどを殊更に調べたりはしない。時々気になるときにネットで検索してみるくらいで、後は自分の感覚を信じている。そのため、私の考え方は参考程度にとどめて欲しいのだが、筋肉だってランニングには重要だと思うのだ。確かにテレビでマラソンランナーを見ると、無駄な筋肉は一切なく、言葉は悪いがガリガリにも見える。しかし、これはいわゆる筋肥大に繋がる速筋が少ないのであって、遅筋は十分に発達していると考えれば違和感はない。要するに、瞬間的な負荷に耐えうるための筋肉はないが、筋持久力は十分にあるということだ。
実際に、筋肉がないと怪我しやすいという実態はあるし、お尻の筋肉やハムストリングなどは推進力を得るのに不可欠だと思う。というか、ランニングをしたら筋肉痛になるのだから、ある程度は必要なんだろう。一方で、筋トレによって強化が期待される速筋はやはり必要ないのだろうか?ランニングすれば自然に発生する筋肉痛に任せとけば良いのだろうか?
これについては私はよく分からない。但し、実感としてレッグプレスなどで大腿筋を鍛えていたら、登り坂が楽になった実感はあるし、腹筋を鍛えることでフォームが安定したとも思う。また、私は腕の筋肉が全くないので、手がぶらぶらして非効率的な気がしている。走っていても腕の筋肉などは付かないので、何とか筋トレするしかない。確かに筋肉の分、身体が重くなってしまうというデメリットもあるのかもしれないが、そんなにストイックに追い込む必要もないし、実感として筋肉が多少はあった方が走りやすい気がしている。もちろん、ムキムキになる必要はなくて、いわゆる細マッチョ程度が良いとは思うが。
■ 素人ランナーには基礎代謝向上も必要では?
それからプロランナーのように走れない素人の我々は、ちょっと練習をさぼるとすぐに肉が付いてきてしまう。そのため、ある程度筋トレをすることで、基礎代謝を上げておき、引き締まった身体を維持しやすくしておくことは重要ではないかと思う。特に、筋トレでうまく筋肥大させることができれば、代謝も上がるし、体脂肪率も下げられる。ちょっとさぼったくらいで身体が重くなってしまうのでは、ランニングも楽しくなくなってしまうし、バランスの良い筋トレも重要ではないかと思う。
■ 筋トレをする本当の理由
このようにランニングへの効果も考えてみたが、実際のところよくわからない。実を言うと、本当はランニングで自然に付く筋肉だけで十分ではないかとも思っている。登り坂対策をしたいのなら、筋トレではなく実際に登り坂をいっぱい走って鍛えれば良いだけだ。
それでも私が筋トレをする本当の理由は、多少筋トレした方が格好良いと思うからに他ならない。こう言っては失礼だが、私から見てマラソン選手の肉体は憧れるようなものではない。もっと筋肉があって、多少がっちりしているくらいが理想なのだ。だから、たとえランニングにマイナスな効果があったとしても、身体を鍛えることには変わりないのだ。
幸運にも楽しみでやっているランニングが有酸素運動になるので、筋トレとの組み合わせて体重などの肉体管理もしやすい。私はランニングと筋トレ、食事制限などを通じて71kgから58kgへと約13kgのダイエットに成功した。筋肉増量のため、今は62kgくらいまで戻しているが、まだまだお腹周りを中心に贅肉が多い。何とかして割れた腹筋を手に入れて、上半身裸で走っても絵になるくらいにしたいのだ!
そもそも私は腹筋を割ることを目標にダイエットを始めたが、まだ力を入れたらうっすら割れ目が見える程度。体脂肪率では15~17%くらいだ。私の肉体改造はそもそも道半ばなのだ。とにかくまずは腹筋が割れるまで、体脂肪率が13%を切るくらいまでは自重トレーニングを続けてみたいと思う。最悪、あと1年続けても効果がなければ、パーソナルトレーナーでも付けてみるか・・・
そんなわけで、今後も定期的に筋トレや筋トレのランニングへの影響などで、気付いた点があれば紹介していきたい。